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《韓青通信・資料関係》

【2012.08.12 違法・反統一の5・16軍事クーデターを称賛する朴槿恵候補断固反対!
大統領選挙での政権交代実現のための光復節六十七周年―在日韓国人地域集会】


在日韓国人地域集会 共同決議文


8月12日、19日にかけて関東・東海・関西・広島にて開催された「光復節67周年 在日韓国人地域集会」で 共同決議文が採択されました。全文を紹介します。

光復節67周年を迎えて、民族解放の闘争精神を継承し、自主統一を実現するためにすべてを投げ打つ決意を あらためてここに宣明する。あわせてソウルで解放記念日に開催される自主統一大会や自主・民主・統一を促 進するすべての闘争に熱い連帯の言葉を送る。

12月に予定される大統領選挙の結果は、祖国と民族の将来に間違いなく重大な影響を与えだろう。五年前に 登場した李明博政権は南北関係を最悪にし、朝鮮半島は一触即発の戦争の危機にある。骨の髄まで親米・親日の 李大統領の売国政策によって国民の生活は破たんし、民族の貴重な財産がはく奪され、民族の運命は外勢の手 にゆだねられている。このような売国的な保守政権を再執権させる動きの先頭に、セヌリ党の朴槿恵前非常対策 委員会委員長が立っている。

今、最も重要なことは20日のセヌリ党大会で大統領候補に確定するだろう朴槿恵候補の本質を明らかにしながら、 朴候補に反対する声を広げていくことである。父親の朴正煕が引き起こした61年の5・16軍事クーデターに 対する彼女の「父としては不可避的に最善の選択をした」「韓国の礎を作った正しい判断だった」という発言こそは、 朴候補の危険性をよく示している。

李承晩独裁を打倒した4月革命によって歴史発展の主役に進出した青年学生を先頭とする民衆は祖国統一を促進する 巨大な流れを作りだした。5・16クーデターは冷戦体制の維持を優先する米国の後押しで、朴正煕が引き起こし 憲法をじゅうりんする軍反乱であり、民衆の統一の願いを踏みにじる反革命であった。その後、民衆の激しい抗争に 直面した朴正煕は維新独裁体制を敷き、一切の民主主義を否定した。クーデターと維新独裁のファッショ弾圧によって、 「民族日報」の趙ヨンス社長や「人民革命党」事件関連者ら数多くの愛国者が刑場の露と消えた。5・16クーデターは まぎれもなく歴史を逆行させた反逆行為である。

朴候補はクーデターではく奪した民間奨学会の財産をそのまま私財化したとして、国民から厳しく追及されている。 朴候補は旧ハンナラ党の代表時代、国家保安法撤廃の動きに頑強に反対し存続させた。また朴候補は五年間、李政権の 希代の悪政を基本的に支えてきた。

さらに先の総選挙で、セヌリ党の実権を掌握した朴候補は姜昌煕議員を国会議長に抜てきしたが、彼は全斗煥の秘密軍事 組織「ハナ会」の会員だった。朴候補は朴正煕、全斗煥、李明博の人脈を引き継ぐまさに保守本流である。

また最近、セヌリ党の総選挙候補の公認をめぐって、不正が発覚した。総選挙を指揮した朴候補は、不正のない公認決定 作業が清潔政治の出発点だと強調していたが、今回の事件でセヌリ党の不正腐敗体質が何も変わっていないことが明らかに なった。朴候補に改革を求めることは木に登って魚を求めることと同じである。

朴候補は、進歩勢力に対する韓国版マッカーシズム旋風に加担しながら、「国家観が疑われるような人物は国会議員になる べきではない」と言い放ったが、国家観が問題にされなければならないのは、違法な5・16クーデターを称賛する朴候補 自身であると言わざるをえない。

万が一、朴候補が執権するようなことがあれば、それは5・16クーデターと維新独裁の名誉回復になると同時に、民主主義と 統一の否定につながる。平和と統一が遠のき、南北対立は解消されないだろう。したがって、今回の大統領選挙では朴候補の 再執権を阻止することが何よりも優先されなければならない。

ハンギョレ新聞社などの世論調査によると、5・16クーデターに対する朴槿恵発言に対し、49・9%の国民が「同意しない」 と答えている(「同意する」は37・2%)。多くの国民は維新政治の再来を望んでいない。

選挙戦がし烈になるほど、統一の動きを警戒する米国の内政干渉が露骨化するかもしれない。大統領選挙にかかわる闘いの 根底には米国の干渉を許さない、という自主の課題があることを決して忘れてはならないだろう。

南北問題、すなわち平和と統一の問題が大統領選挙の最大の争点だ。野党圏と進歩勢力でも大統領選に向けた動きを本格化している。 われわれは、政権交代が実現し平和と統一を目指す大統領候補が勝利するよう全力を尽くさなければならない。選挙人登録期間の残り 2か月間、選挙まで4か月間、登録促進運動および政治宣伝活動のいっそうの強化が求められている。

われわれは全力闘争で大統領選挙に勝利し、かならず6・15共同宣言復活の歴史の新たなページを開くことだろう。 次のように決議する。

決議事項
1. 保守セヌリ党朴クネ候補の再執権野望を打ち砕こう。
1. 政権交代を実現し、六・一五宣言を復活させよう。
1. 同胞大衆のなかに入り、登録促進運動と政治宣伝活動を強化しよう。
1. 民族解放の闘争精神を継承し、大統領選挙に勝利しよう。

2012年8月12日

 光復節67周年在日韓国人地域集会

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